インターネットを活用したArduinoプロジェクト

Arduinoでインターネットに接続して情報の送受信を行う場合、主にHTTP(HyperText Transfer Protocol)、REST API(Representational State Transfer Application Programming Interface)、およびJSON(JavaScript Object Notation)といった規格や技術が用いられます。以下で、これらのコンポーネントが何であるか、そしてどのように相互作用するかについて解説します。

HTTP(HyperText Transfer Protocol)

REST(Representational State Transfer)

JSON(JavaScript Object Notation)

これらの要素の連携方法

  1. HTTPによるリクエスト: Arduinoは、HTTPを使って例えば天気予報サーバーに情報を「要求」します。
  2. REST APIで具体的な操作を指定: REST APIを通じて、Arduinoは「今日の天気を教えて」といった具体的なリクエストを行います。
  3. JSON形式でデータの送受信: サーバーから返ってくるデータは通常、JSON形式になっています。ArduinoはこのJSONデータを解析し、必要な情報を取得します。

このようにして、HTTP、REST API、およびJSONは互いに連携しながら動作します。これらの基本概念を理解することで、Arduinoを用いた多様なインターネット接続プロジェクトに取り組むことが可能となります。

HTTPの基礎

HTTP(HyperText Transfer Protocol)は、インターネットを介して情報をやり取りするための一連の規則と手続きです。このプロトコルを用いて、WebブラウザとWebサーバー(ウェブサイトをホストしているコンピュータ)がデータの送受信を行います。

たとえば、ウェブブラウザで「www.example.com」と入力すると、HTTPを使用して該当のウェブサーバーに「このページの内容を送ってください」という要求(リクエスト)が行われます。サーバーはこれに応じて、ページの構成要素(テキスト、画像など)をHTTPを通じて返送します。

HTTPメソッド:主な操作方法