増分演算子と減分演算子

増分(インクリメント)演算子と減分(デクリメント)演算子は変数の値を1だけ増やしたり減らしたりするための便利なツールです。

増分(インクリメント)演算子:++

この演算子は、変数の値を1増加させます。

前置インクリメント

int x = 5;
++x;  // xの値は6になります。

後置インクリメント

int x = 5;
x++;  // xの値は6になります。

減分(デクリメント)演算子:-

この演算子は、変数の値を1減少させます。

前置デクリメント

int x = 5;
--x;  // xの値は4になります。

後置デクリメント

int x = 5;
x--;  // xの値は4になります。

前置と後置の違い

前置(++x--x)と後置(x++x--)の主な違いは、演算が行われるタイミングです。

int x = 5;
int y = ++x;  // まずxが6になり、その後でyに6が代入されます。
int x = 5;
int y = x++;  // まずyに5が代入され、その後でxが6になります。